私が薬剤師として働いている中で患者を診ることよりも、視ることに重点を置いています。これを同僚や後輩に言っても多くの人が「？？」という怪訝な顔しかしません。それはそうですよね。自分でも何を言っているんだと感じる部分ではありますからね。しかし、これは想像以上に大切なことではないかと最近は感じることができています。私自身がそれを経験することができたからです。
薬剤師は対面で薬を渡します。その時に薬を飲むときの注意点や、飲み合わせに注意が必要な薬などを紹介します。そこで患者の顔を視るのです。単純に診る感じで確認することはどこか「業務的行動」に感じてしまいます。患者のことを本気で心配する気持ちをどれだけ持つことができるのか。これにより患者の気持ちも変わりますし、もしかしたらそれが原因で早く病気が治るかもしれません。
それは単純に思い込みかもしれませんよね。でも、それでも最初は良いと思っています。そう考えて行動することができるのであれば、もしかしたら今後自分にとって何かプラスになることがあるかもしれません。そこをまずは考えて、そして確かめて行動をしていきたいと考えていました。そのための一貫でもあるのです。薬剤師ってそういった部分で差が出てくるのではないかと感じますね。
薬剤師を辞めたいと感じたら、そんな経験を思い出すようにしています。
なんてことを、兄がつらつらと話していました。
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